今季初めてのB戦に臨みました。

今季初めてのB戦に臨みました。

Aチームは丹羽高校と試合。その裏で1,2年生の選手は今季初めてのB戦に臨みました。相手は津島高校でした。試合結果は2試合とも負ける結果とはなりましたが、多くの収穫のある試合となりました。

「大きな指示の声を出す」ということ、「全力疾走をする」という『当たり前』のことを目標におこなった試合でした。しかし、そういったことに初めて取り組む1年生と日頃の練習で意識している2年生とでは大きな隔たりがありました。

野球はフィールドに立つ9人とベンチ入りのメンバー、マネージャー、スタンド、監督、コーチが歯車のように噛み合って成り立つスポーツです。「大きな指示の声を出す」という『当たり前』のことには歯車をかみ合わせる「他者への思いやり」という意味が含まれています。経験の浅い1、2年生には本当に大切なものは指示を通じて伝える「他者への思いやり」であることを理解してもらえたらと思います。

「全力疾走をする」という『当たり前』には「予測不能なことに備える」という意味もあります。野球は時間制ではありません。最終回の最後のアウトが宣告されるまで何が起きるか分からないのが野球です。高校野球の数多くの名勝負の中にはその予測不能なことが実際に起きた試合がほとんどです。

今年の夏の100回記念大会はもちろんのこと今回B戦に出場した選手が最後の夏を迎える101回、102回大会ではそんな『当たり前』を明確な哲学と共に表現している選手の姿を多くの皆さんに見ていただけたらと思います。