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交通安全講話

平成30年10月22日(月)に1、2年生対象に交通安全講話が行われました。今回は、息子さんをトラックによる交通事故で亡くされた則竹崇智氏の講話でした。事故は運転手がスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」をしながら運転し、横断歩道を渡っていた少年がはねられたというものでした。父親である則竹氏は、けっして忘れることのできない悲しみの中で、二度と誰かが被害者にならないように、また、加害者にもならないようにと、講演活動を通して人々に伝えています。

生徒たちは則竹氏の話を聞き、実際に被害に遭われた方の心の痛みを感じ取っていました。講話の後の、感想の中で、

「これまで、交通事故というと、『自分が危ない』としか考えたことがありませんでしたが、則竹先生の講話を聞いて、『万が一、自分が死んだら、残された家族はどう思うか』と初めて考えました。親不孝をしないためにも、運転によりいっそう気をつけようと思いました。」

「僕の母は、朝、僕が学校に行くときに、決まって、『行ってらっしゃい、気をつけて。』といいます。いつも、同じことを言うねという、僕に、いろんなことに頑張って欲しいけど、『一番は安全に登下校して、家に帰ってきてほしい』」といっていたことを、今日の講話を聞いて思い出しました。スマホが原因なら、一人一人の意識で改善できることであり、自分はもちろん、周りにも促していきたい。」

多くの生徒が、自分の家族に思いを馳せ、悲しみを生まないために、交通ルールを守ることを誓っていました。則竹氏の祈りの気持ちを感じて、自分自身の行動を変えていくことが、自分の、そして家族の安全、安心につながると理解したのではないでしょうか。

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